スタッドレスタイヤは、積雪のある地域では欠かすことのできないタイヤです。以前はスパイクタイヤがありましたが、スパイクがアスファルトを削ることによって発生する粉塵公害防止のために作られたタイヤです。

スパイクタイヤの時代には、道路脇の白い雪の表面は粉塵で黒くなっていた記憶があります。
スタッドレスタイヤのゴムは、夏タイヤに比べて溝が深く設計されています。また、サイプと呼ばれる細かい溝が数多く切られています。
深い溝は雪を噛んでグリップを得るためであり、サイプは凍結路や圧雪路で路面を引っ掻くようにしてグリップを得るためのものです。
またスタッドレスタイヤには通常のスリップサインの他に、すべり止め装置としての使用限度を示すプラットホームというものがあります。 このプラットホームは、残り溝の約50 %の部分に設置されています。
スタッドレスタイヤの使用は通常3シーズンだと言われています。これはスタッドレスタイヤのゴムが、低温でも柔軟さを失わないゴムを使用しているのですが、時間的な経過に伴ってヒビ割れや硬化することで、本来の性能を失ってしまうゴムの劣化という問題があるからです。あまり使用していない(あまり減っていない)からということで、長期間使用することは非常に危険な行為であると言えます。
しかし、スタッドレスタイヤは魔法のタイヤではなく、雪道での滑りやすさは低減しますが完全に防止するわけではないということを頭に入れておくべきです。つまりスタッドレスタイヤへの過信は禁物であり、常に安全なスピードや車間距離には十分気をつけて運転するべきものです。